グラフィックシステム 資料ダウンロード

概要

自動車用電装部品に様々な情報を提供する「グラフィックシステム」の搭載車が増えています。特にパソコンなどと同様なビットマップ表示の採用により、高精細な表示・デザイン表現が可能となりました。本システムは車載用グラフィックシステムとして一般的に必要とされる機能を絞り込んで設計しています。

グラフィックシステム トップイメージ

特徴

機能をワンチップに集約
本システムは自動車用の計器やコンソールで必要とされる機能に絞り込んであり、一般的なグラフィックチップと異なる回路方式で実現しています。そのため、非常にコンパクトであり、グラフィック表示に必要な機能をワンチップに集約することができます。
拡張性
基本機能で提供できるグラフィックのサイズや量は限られているため、より多くのグラフィックスを利用した表現を行う場合には、メモリを増設する必要があります。本システムは、こうしたメモリの増設にも対応しております。
多様な実装に対応

本システムは、チップではなくIPというデータで管理されています。しかもグラフィックスの表現には一切ソフトウェアが使用されていないので、マイコンは不要です。

※ただし、外部との通信および本システムの制御用として外部に小さなマイコンは必要です。そのためFPGA、ゲートアレイ、カスタムチップなどの様々な方式を選択し、実装することが可能です。

継続性、カスタマイズ
本システムはIPで管理されているため、在庫を余分にもつ必要がなく、また自由にカスタマイズすることができます。そのため必要な改良を加えながらその時代にもっとも適した実装方法で具現化することができます。よって将来にわたって継続的に利用することが可能、過去の製品の保守に関しても同様の継続性を提供します。

機能1 メーター表示について

自動車用計器への利用を目的として、以下のアナログ式のメーター表示を実現しています。

速度
指針によるアナログ表示です。速度の上限、指針の動作角度などが設定可能です。
回転数
回転数の上限、指針の動作角度などが設定可能です。
水温計・燃料計
速度、回転数と同様に設定が可能です。
ODO・Trip表示
数値による表示が可能です。
各種表示
ターン、ハザード、シフト、各種の警告灯などの表示が行えます。

機能2 カメラ映像表示について

リアビューカメラなどのカメラから取り込んだ映像を表示します。

カメラ映像表示 例

機能3 画像・映像の挿入について

ナビゲーションやオーディオから、画像や映像を挿入して表示します。

画像・映像の挿入 例

機能4 タッチパネルについて

特にセンターコンソールに使用する際のユーザーI/F機能としてタッチパネル機能が搭載されています。

メリット

コストの低減
制御用の基盤・液晶などは全て共通部品化することで量産効果が期待できます。また使用する部品点数も少なく部品管理に関わるコストも大幅に削減可能です。
視認性の向上
グラフィックスを効果的に利用することで、より視認性の高い情報の提供ができます。
耐久性の向上
モーター等の可動部が無い為、振動に強く、構造がシンプルです。
多品種展開が可能
特同一車種でもグレードが違う場合に、意匠の色等を変更するだけで対応ができるので、多品種への展開が安価で用意です。
グラフィックシステムと従来製品の違い

製品活用例

本システムによって以下のような各種の車載インフォメーションシステムを展開することができます。

自動車用計器
一般的な自動車用計器として利用できます。
自動二輪車用計器
大型スクーターなどの計器として利用できます。
電気自動車用計器
電池使用量や可能走行距離などの表示を行うなど、EV用メーターシステムに応用することができます。
自動車用センターコンソールシステム
エアコン、オーディオ、ナビゲーション、カーインフォメーションシステムなどの装置についての統合操作パネルとして利用できます。

展示会にて、グラフィックシステム搭載車が展示されました

2014.03.03

国際二次電池展にて弊社開発のグラフィックシステムが搭載された、超小型電気自動車「Miluira(ミルイラ)」が展示されました
ページトップ 矢印イメージ

ページ
トップ